動物霊園の中の人日記

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動物霊園の中の人日記~もしもの時、慌てないためのご遺体の安置方法について~

こんにちは、動物霊園でスタッフとして働いていますTsrookです!

 

今回は、ペットちゃんにもしものことがあった時に、

できるだけきれいなお姿でお別れをしていただけるよう、

ご遺体の安置方法についてお話させていただきます。

 

 

ご遺体の変化について

1.死後硬直

 ペットちゃんも人間と同じく死後硬直というものがあります。

個体差もありますが、お顔や手足など、末端から全身に広がっていき、

24時間~2日ほどで硬直が解けていくような流れになっています。

 

2.腐敗について

 ペットちゃんのご遺体もお亡くなりから数日がたつと腐敗、

排泄物、鼻血などの体内のものが出てくる場合があります。

それぞれ、対処について下記に説明しておりますので、

ご参考にされてみてください。

 

お亡くなり直後にできる事

1.死後硬直への対処

 お子さんをペット霊園へ連れていかれる際に、

寝ているようなお姿で連れていかれたい場合は、

お亡くなりになった直後に、ご遺体を毛布でくるんであげるなど、

簡単に足をたたんだ状態を保っていただくことで、

死後硬直後に足が伸びきるのを防ぐことができます。

 

スタッフとしての経験からお話しすると、

猫ちゃんや、一般的な大きさのワンちゃんであれば、

足が伸びきった状態で霊園へお連れいただいても、

霊園に手足をきれいにたたむことが可能です。

しかし、大型犬や筋肉質なワンちゃんの場合、一度強く硬直してしまうと

元の状態絵戻すのはかなり難しくなってしまいます。

そのため、大型犬や筋肉質なワンちゃんには、

 

お亡くなり直後から足をたたんだ状態での安置を特にお勧めしております。

 

2.体液や排泄物への対処

 亡くなられた後は、横向きの姿勢や体の筋肉が緩むことによって、

鼻血などの体液や排泄物が自然と体外に出てしまうことがよくあります。

なので、お亡くなりの際はお顔周りやお尻回りに部分的にでも大丈夫なので、

ペットシーツを引いてあげる事をお勧めします。

そうすることで、ある程度の体液は吸収してくれると思います。

 

次に鼻血の対処方法ですが、

簡単に綿を詰めていただく。

その綿を定期的に交換していただくだけでも大丈夫かと思います。

また、お顔を枕で寝ているように少し高くしてあげるだけでも、

鼻血はかなり抑えることができるかと思います。

 

お尻の筋肉が緩むことでフンが出ることもありますが、

こちらもお尻に綿を詰めていただくだけで、

対処することができると思います。

 

3.ご遺体の腐敗について

 ペットちゃんもご遺体は数日経つと腐敗が徐々に進んでいきます。

きれいな状態でお別れをしていただくためにも

 

ご遺体の保冷はしていただくことをお勧めします。

 

できるだけ涼しいお部屋での安置をされる。

もしくは、保冷材やドライアイスなどでおなか回りを冷やしてあげる。

 

おなか回りは内臓が集まっているため、

保冷材で冷やすことで変化の進行を緩やかにすることができます。

 

また、火葬の予約日まで1週間以上あく場合は、

霊安室を完備しているペット霊園もありますので、

一度ペット霊園へご相談されてご遺体を預けることを

検討されるのもよいかもしれません。

 

最後に

 お子さんが元気なうちからお別れのことを考える事はできない!

という方がほとんどだと思います。

私も常々そう思っています。

 

ですが実際には、お亡くなり直後は、

ペット霊園を探したり、火葬日の日程を調整したりと、

気持ちの整理がつかないまま、

時間だけが過ぎて行ってしまうことも少なくありません。

 

その中で、ご遺体のお姿をきれいに保つことまでは

気が回らないご家族様が多いかと思います。

 

すべてを完璧に行う必要はありません。

これは、日々ご家族様と接している霊園スタッフとして、

心からそう思っています。

 

一番大切なのは、できる範囲で、亡くなった後もその子の傍にいてあげる事。

 

「頑張ったね」「ありがとう」

 

そう声をかけて見送られているご家族様のお姿を、

私たちは何度も目にしてきました。

その時間こそが何よりも大切なお別れだと考えています。

 

なので、この記事を読んだことを少しでも頭の片隅に残しておいて、

もしものことがあった時に、お役に立つことができれば幸いです。